リフラクティブ関西研究会
「Refractive Surgery Update Seminar in Kyoto」
Refractive 関西 2010 印象記
京都府立医科大学眼科学教室/四条ふや町中村眼科 中村 葉
今年は昨年までと違って朝から夕方まで2部制となりました。時間が長くなったこともあって1日で知識量がすごく多くなり有意義に過ごせたと思います。午前中は屈折矯正の基礎知識と難症例の白内障手術についての講義でした。前半は視力の測定の原理から眼鏡とコンタクトレンズの違い、屈折矯正手術の種類まで幅広く網羅された内容でした。今までのまとめができ復習になりました。後半は、難症例の白内障手術について具体的な例のビデオを使って勉強させていただきました。
ランチョンはアメリカからSteven Schallhorn先生が来てくださり、講義をしてくださいました。アメリカにおいて屈折矯正手術を受けた人でもパイロットや宇宙飛行士になれる道を切り開いた先生です。屈折矯正手術のすばらしさについて熱意をこめて伝えてくださいました。多数例での結果で信頼性の高い結果を示されました。特にフェムトセカンドレーザーによるフラップ作成とウェーブフロントガイドLASIKによって、術前よりコントラスト感度がよくなりまさにスーパービジョンを得られるということを強調してお話されていました。
午後からはレンズによる屈折矯正手術とフェムトセカンドレーザ-についての講義でした。適応や問題点など基礎的なことから勉強できました。フェムトセカンドでは角膜移植やリング挿入、白内障の前嚢切開から水晶体の変性までさまざまな利用法があることを知りました。今後の進歩に期待したいです。 最後の症例検討では、学会などでは発表されないような現在困っている症例の提示があり、とても勉強になりました。特に感染症の症例、エクタジアの症例などが印象に残りました。
来年もぜひ参加したいと思いました。
日時: | 8月21日(土) 9:00~18:00 情報交換会 18:00~19:30 |
会場: | ウェスティン都ホテル京都 〒605-0052 京都市東山区三条けあげ [map] |
tel: | 075-771-7111 |
fax: | 075-751-2490 |
プログラム: | こちらの【ファイル】をご覧ください。 |
会費: | 医師 3000円 / コメディカル 1000円 |
定員: | 150名 |
参加申し込み: | お申し込みは終了致しました。 |
お問い合わせ: | LASIK関西事務局 email: eueno@koto.kpu-m.ac.jp |